週末何してますか?忙しいですか?積みゲーを消費してもらっていいですか?

ということで,週末に積んでたゲームをプレイしました.

独特な雰囲気とあふれ出る地雷臭に惹かれて買ってしまった.

買ったときの期待値はそれほど高くなかったのですがプレイしてみると意外と面白くておよそ2日で1週目クリアしてしまいました.いわゆるデスゲームものです. とある理由から主人公がデスゲームに積極的で他の人間を殺しに行くのは面白かった. 「次はだれを殺しますか?」みたいな選択肢にはつい笑ってしまいました.

タイトルにもなっている「選挙」パートは所謂「ディベート」をコンピュータとやることになるのですが, 基本的に議論に合った選択肢を時間内に選択するというものになるので,ゲームの限界を感じてしまった. アイデアとディベート用チャットUIは面白いので,これを実際の人間同士でやってみたら面白いかもしれないと思いました 総じて,ゲーム性は微妙だけどストーリーとかアイディアは面白いので,そのあたりを重視する人にはお勧めするゲームでした. あと,音楽もクラシックをベースにしていていい感じでした.

パッケージにはノーリちゃんが大きく出てるけど,物語的にはアリスの方が重要っぽかった. 個人的には,もうちょっとノーリちゃんの活躍が見たかった.

「選挙」のディベート用チャットUI作れそうなので作ってみたい気もするけど, このゲームを知ってる人にしか通じないところが悲しいところ

没個性な殺人鬼

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引退して体を動かせなくなり入院中の検視官ライムと彼に指名されて急遽検視を手伝うことになった女性巡査サックス(父親はパトロール警官としてずっと務めていたため万年巡査と呼ばれていた)がタッグを組んで犯人(ボーンコレクター)を追う話です. 推理小説にしてはちょっとキャラ盛りすぎだろっていうぐらいの個性あふれる主人公たちが見どころです.主人公たちのキャラが立ちすぎて犯人のボーンコレクタのキャラがだいぶ薄くなってしまっているのはご愛嬌.

主人公は安楽椅子探偵ですが,サックスと協力することで割と動き回り,かつ,検視のやり方や心得のようなものも詳細に書かれているので,検視版ホームズといった印象を受けました. ホームズ系が好きな人(シャーロキアンがこの本を好きかどうかについては言及しない)は楽しめる一冊かと思います.

タイトルが主人公側ではなく犯人側なので推理小説っぽいタイトルだけど,
「万年巡査の娘と死にたがりの検視官」みたいにするとラノベっぽくなるなとどうでもいいことを思っていました.

地球最後の日が来たらあなたは何をしますか

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最近本を読んでないわけではなく,ただブログに書くのが滞っているだけです

久住四季作品だー!!っと思ってつい買ってしまいました.
トリックスターとかこのブログでもものすごい前に取り上げた気がしますが,昔過ぎて忘れました.
一巻で読みきりで軽く読むことができるので,私のように昔に他の久住四季作品を読んでた人には是非お勧めです.
また,隕石×推理という異色な組み合わせもこの本の魅力の一つです.

あと舞台がアメリカなので,それっぽい文化で描かれているのも面白かったし,「あとがき」で舞台をアメリカにした裏話みたいなのがあるのでそこも面白い点でした.

人生生きると決めた時がポイント・オブ・ノーリターン

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最近,仕事で Adobe illustrator を使っていると文字入力のデフォルト文が「とかくに人の世は住みにくい」とか出てくることに気づいて,見るたびにほっこりしています.

基本的には最初から最後まで,サイコパスがヒャッハーする話です. 頭の切れるダークヒーローものが好きな人なら楽しめる一冊ではないかと思います. ライバル的なキャラクターはほぼおらず,ただひたすら主人公が自滅?していくサイコパス的には少し切ない話です.

こういう物語のサイコパスって大体天才設定が多いけど,実際にそこまで天才じゃないサイコパスがいたとしたら大変だろうなと想像していました.

ちなみに,一番の笑いどころはさんざん人を殺しておいて, 「ここがポイント・オブ・ノーリターンだ. いよいよ狂気の殺戮が始まる」
え?まだ始まってなかったの?となったところでした.

はじめてのネカフェ

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人生で初めてネカフェに泊まりましたが,人間をダメにする感が半端なくて非常に快適でした.

1~4巻までありますが,ただひたすら西方くんが高木さんにからかわれてる話です.
高木さんが楽しそうでなによりです.
日常に笑いが足りない人にはおすすめの漫画でした.
一番好きな話は西方くんが夢の中ですら高木さんにからかわれてるというやつです.

すごい!

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「このミステリーがすごい」に選ばれていましたけど, 確かに「すごい!」と言いたくなる作品でした.

いわゆる「誰が犯人なのか」というのを推理するタイプではなく, 暗号を推理するタイプのミステリーとして,近年の代表作になりそうな作品でした. 暗号は「いろは歌」を題材にしたもので,「いろは歌」が一つのジャンルになっていて,その中で様々なバリエーションがあることにも驚きましたし,この小説のために用意された「いろは歌」は非常によくできていて感動すら覚えるものでした. 内容としては,明治時代に実在した「黒岩涙香」が残した暗号を解きつつ,殺人事件の犯人を囲碁棋士が探偵役となって推理するというもので,暗号や犯人捜しだけでなく,囲碁や連珠(詰将棋)に関する知識やその歴史についても多く触れられていて,勉強にもなる本でした.

芥川賞ということで読んでみました. 普段特に芥川賞という理由で本を読んだりすることはないのですが,軽く調べたときに「山下澄人の作品は反小説的な小説といえるだろう」という意味不明な感想を見て興味を持ちました. ちなみに,「反小説的」とは,「これらの小説は、読者を受け身の享受の状態にとどめる従来の小説と異なり、読者の自由を尊重し、それに呼びかけて、読者とともに世界に問いかける文学なのである。」 (反小説) なるほど,わからん.

というわけで実際に読んでみると,かなり技巧的な文章が多いように感じました.こういう技巧的な文章は下手に書くと意味不明になりそうな気もするけど,そうならないようにぎりぎりのところで書く文章能力に感動しました

「しんせかい」と「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」の二作品が収録されているのですが,「しんせかい」では割とストーリ性があるのに対し,「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」ではでは心情表現と技巧的な文章に全振りしている感じで,良いバランスになっていてよい組み合わせでした.

蛇足ですが,「しんせかい」のラストシーンの次のページで「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」という文がいきなり出てきて,「なぜ,自殺したし!!」ってツッコミを入れてしまった人は自分だけではないはずと信じています.

ホラーはモブキャラを殺すのにも全力を尽くす

いよいよ解決編です.

「断章のグリム」などでもおなじみの伏線をうまく回収していき,ナルホドと思わせてくれる最後でした. サブタイトルに名前はあるもののこれまで登場機会の少なかった真木夢人ですが, 今回はかなり登場の機会も多く,その人物像や考え方が触れられていて,見所の一つです

躁だ!岡山に逝こう!

唐突に友人に勧められて,岡山に一人旅してきました.

「甲田 学人」先生は岡山出身らしいということに旅が終わってから気付きました. そういえばあまり意識していなかったけど,作家の方々の出身地をもう少し気にしてみてみようかなという気になりました.

起承転結でいうところの「承」ですね.

タイトルの「ノロワレ」という名前通り,呪い関連の小ネタも多く,特に,千羽鶴が連なった藁人形みたいで気持ち悪いという話は「確かに」と思ってしまいました. また,ホラーとしてお決まりの展開みたいなのも結構あって, ふと,「ホラー業界の「ノックス十戎」みたいなのありそう」と思いました. 例えば「唐突に出てきた霊媒師によって事件が解決してはいけない」みたいなのありそう.

引っ越し検討中です.

新居がいわくつきだったらいいなぁと思っている今日この頃です.

「Missing」「断章のグリム」の作者の別作品です.

「断章のグリム」ほどファンタジーでもなく,「Missing」ほど怪異寄りでもないという意味では, やや現実的なホラーという印象を受けました.

怪異はその本質が理解されたとき,その力を失うという考え方は「断章のグリム」の流れそのものですし, 「Missing」でも近い考え方が根本にあったように思います. 前作を読んでいるひとはもちろんのこと,舞台が比較的現実的なのでとっつきやすくなっているので初めてでも面白く読めるのではないかと思います. まだ,上巻は起承転結の「起」という感じですが今後の展開が楽しみです.